胃ろうをする理由

胃ろうでも入れる

胃ろうとは、胃袋に直接栄養を送る小さな穴のことで、胃袋の真上に開けることによってカニューレと呼ばれる管を入れて栄養を送ります。
なぜ胃ろうの手術をするかですが、口から栄養が摂れなくなり、しばらくは鼻にチューブを入れて経鼻栄養法と呼ばれる方法で胃に直接栄養を送りますが、患者に不快感があることや負担があることで胃ろうに移行するのです。
胃ろうになったら老人ホームに入居するのが良いのか、在宅のまま面倒を看れるのかが問題となります。

胃ろうをする患者の多くが、今後経口にて物が食べられないと判断され、その手術が行われます。若い方の場合、その限りではありません。中には、嚥下の訓練を粘り強く続けることで胃ろうを外す人もいるほどですし、ビールを飲めるようになる方もいます。但し、そこまで回復するのは少数のようで、プリンなどの食べやすいものだけ口から摂取できるようになる程度しか回復しないのが一般的なようです。

経管栄養法を取り入れる前は嚥下障害を起こしていることが多く、誤嚥性肺炎を繰り返すなどでその時々の処置が執られます。対処策としては、水分全てにトロミをつけることや内服薬が処方されたりしますが、それでも改善しない場合、胃ろうや経鼻という方法が取られるのです。その後、点滴というふうになりますが、継続して行われないのが一般的です。身体に必要なカロリーが食事や点滴で摂れない場合、そのまま何もせずにいると2~3日しか持たないと言われています。延命措置を選択されない場合、老人ホームでもそのようにします。同意書のようなものは家族会議を経て、老人ホームに提出し最後を看取るということになります。流動食は、少量で高カロリー、栄養バランスが取れている物を用います。最近では栄養剤の質も良くなり、通常の人と同様に3食を胃ろうで摂る事もありますが、2回で済む方もいます。延命が悪だと言われる方もいる一方、少しでも長く生きて欲しいと願う家族や本人からは、胃ろうという方法は長らえる一つの手段と言えます。

シニアマンションに入居する方が、月日が経ち状態や身体機能が衰えてしまい、胃ろうになって退去するといったこともあります。シニアマンションだけでなく、普通の有料老人ホームでも誤嚥性肺炎から胃ろうになって施設に戻ってくる例もよくあります。